レーザとレーザ応用システムの総合メーカー:ネオアーク株式会社English

磁区観察装置 Neomagnesia Lite

概要

“磁区の可視化”にこだわり続けたデスクトップサイズ磁区観察装置 “Neomagnesia Lite”
高感度な磁区観察装置がコストパフォーマンスに優れた価格で登場です。

1. 磁気光学Kerr効果を用いた磁区観察顕微鏡装置

2. 非接触・非破壊、さらに短時間での観測が可能

3. 多機能でユーザフレンドリなインターフェースを備えたソフトウェア

4. 面内方向電磁石と励磁用電源を備えていますので、購入したその日から観察が可能

5. 小型、軽量なシステムですので、机1つに設置可能

6. もちろん、持ち運びも容易

7. お求めやすいリーズナブルな価格を実現。また、LED光源の採用により低いランニングコスト。

特長

ネオアークの磁区観察装置

ネオアークは磁気光学Kerr効果を用いた磁性媒体評価装置を30年以上に渡って開発し続けてまいりました。垂直、面内方向観察切り替え式、3次元磁区観察装置、レーザによる磁化履歴曲線測定機能を有する装置など幅広いモデルを各方面の研究者様方へ提供しております。その経験により限界まで小型化、高感度化、そして低価格化を図った磁区観察装置がNeomagnesia Liteです。

LED光源の採用

従来の装置の光源は高圧水銀ランプを用いていましたが、Neomagnesia Liteでは白色LED光源を採用しています。絶対的な光量はランプ光源と比較して少ないですが、新規設計の光学系により、高効率での光の伝送に成功をしています。その結果、1個のLED光源でも十分な光量の下で磁区像の観察が可能となりました。また、LED光源としたことで、装置の小型化につながり、さらにランニングコストの低下にも貢献しています。

レンズアタッチメント

レンズは簡単に交換を可能とするスライド式になっています。ワンタッチで取り換え可能にもかかわらず、高い位置再現性を持っていますので、顕微鏡の取り扱いに慣れていない方でも安心してお使いになれます。
対物レンズには高N.A(0.8)の50倍対物レンズを標準として採用しており、縦Kerr効果による磁区像を高感度に観察が可能です。

多軸手動ステージ

本装置にはXYZ軸手動調整ステージの他に、θ軸手動調整ステージ(面内方向の回転)、α-β軸手動調整ステージ(傾き調整)を有します。縦Kerr効果による磁区観察では、観察面の傾きが観測に大きな影響を与えますが、本装置では付属の調整ステージにより補正が可能となります。説明書に記述されている手順に沿って調整を行って頂ければ、どなたでも簡単に傾きの補正が可能です。

電磁石および励磁用電源

装置には電磁石およびバイポーラ励磁用電源が付属しています。電磁石は面内方向へ最大±1kOeの磁場を発生させることが可能です。励磁用電源はPCと専用ソフトウェアで制御することができ、任意の磁場パターンを自動的に発生させることも可能です。磁場のセンシングにはホールセンサを採用し、その信号を元にフィードバック制御を行っていますので、高精度な磁場制御を実現しています。

光学部のみの提供

本装置は電磁石、PCなどを含めたシステム一式のご提供の他に、磁区観察を行う為の光学部のみのご提供も可能です。小型な光学系なので、プローバ装置を始めとする他の装置への取り付けなどにも柔軟に対応致します。
「現在行っている実験に磁区観察を組み合わせてみたい!」など、色々なご要望にも対応可能です。他社装置への取り付けなどのご相談は、弊社までお問い合わせ下さい。

観察例

観察例 – 画像

電磁鋼板

電磁鋼板

軟磁性薄膜①

軟磁性薄膜①

GdFeCo

GdFeCo

FeCoTaZr

FeCoTaZr

観察例 – 動画

※サムネイルをクリックすると動画が閲覧できます。

軟磁性薄膜②

軟磁性薄膜②

サンプルを90°回転

サンプルを90°回転

軟磁性薄膜③

軟磁性薄膜③

測定例 – 磁化履歴曲線

パーマロイの局所領域における磁化履歴曲線



資料提供:東北大学 大兼先生

測定例 – ヒストグラム

パーマロイの局所領域における磁化履歴曲線

パーマロイの局所領域における磁化履歴曲線

主な仕様

仕様

光源 種類 LED
寿命 1万時間以上(保証は製品販売後1年間となります)
対物レンズ 50倍
観察方向 面内方向
磁場 方向 面内方向
最大発生磁場 ±1kOe
カメラ 解像度 1280 x 960 ピクセル
フレームレート 60 fps
寸法/重量 顕微鏡部 W210 x D260 x H475mm, 8kg
ステージ 手動ステージ XY軸、Z軸、θ軸、α-β軸
構成 顕微鏡本体、励磁用電源、PC一式 ソフトウェア
入力電源 AC100V ~ 240V (±10%) 15A 以下

寸法

寸法

多機能なソフトウェア

磁区観察装置 専用ソフトウェア

装置には専用ソフトウェアが付属します。ユーザの声を元に改良を重ね続け、自動化・画像処理・解析の3つ柱を重視して制作しました。これからNeomagnesia Liteを使用されるすべてのユーザにとって、このソフトウェアは強力なアシストとなることでしょう。ここでは、そのソフトウェアの機能の一部を紹介します。

ライブ差分機能

大概の磁区像はカメラで観察しただけでは、非常にコントラストが低く、見えづらいものです。そこで、磁場印加により磁区の状態を変化させ、その前後の画像を差分することで、変化した部分(=磁区の変化した部分)を強調し磁区像を明瞭にします。
この機能はカメラで観察を行っている画像からリアルタイムで差分画像を生成して、その結果を表示します。

磁場テーブルエディタ

観測の際に発生させる磁場はソフトウェアにより自動的に制御することができます。磁場テーブルエディタでは、スイープ速度や発生磁場の大きさなどを細かく設定可能ですので、思いのままの磁場掃引パターンを作成することができます。また、正弦波および三角波パターンでは、テンプレート入力機能が用意されていますので、振幅、周期を設定するだけで簡単にパターンを作成することが可能です。作成した磁場掃引パターンはグラフとして表示されますので、視覚的な確認もできます。もちろん作成したパターンはファイル保存が可能ですし、表計算ソフトやテキストエディタで作成したファイルからの読み込みにも対応します。

画像差分・明るさ/コントラスト調整

取得した画像と、あらかじめ取得しておいたリファレンス画像と差分をとることで磁区像を明瞭に表示する機能です。また、差分処理後に明るさ、コントラストを調整することも可能です。

位置ずれ補正機能

観測を行っていると、試料が磁場吸引により動いてしまうことがあります。このような時、面内方向に画像の位置を修正することで位置ずれの影響を低減できることがあります。このソフトウェアには画像の位置を調整して、吸引による位置ずれを補正する機能が備わっています。ユーザの目視によるマニュアル的な補正以外に、画像上のマークとなる物を指定して、画像認識技術により自動的に位置ずれの補正も可能です。

※サムネイルをクリックすると動画が閲覧できます。

位置ずれ補正前

試料上の傷に着眼すると、磁場によって試料が動き、リファレンス画像(=飽和した状態の磁区)とずれている事がわかります。

試料上の傷に着眼すると、磁場によって試料が動き、リファレンス画像(=飽和した状態の磁区)とずれている事がわかります。

位置ずれ補正後

試料上の傷が磁場をかけてもほとんど動かない様に補正されています。動画の右下を見ると適切に画像の位置が調整されたことがわかります。

試料上の傷が磁場をかけてもほとんど動かない様に補正されています。動画の右下を見ると適切に画像の位置が調整されたことがわかります。

画像処理フィルタ バイラテラルフィルタ

ノイズ除去フィルタです。最もシンプルなノイズ除去フィルタとして注目するピクセルとその周りのピクセルの平均値をとる処理があります。しかし平均化処理では輪郭もぼけてしまいます。バイラテラルフィルタはその欠点を改善して、輪郭の保持したままのノイズ除去処理を行う技術です。具体的には、注目するピクセルとの距離差と輝度差によって平均を取る際に「重み」付しをします。これは注目ピクセルに近いピクセルは重く、遠いピクセルは軽くし、注目ピクセルと輝度差が近い点は重く、輝度差が大きい点は軽くします。

解析機能 – ヒストグラム

画像上の一部もしくは全体のヒストグラムを表示します。横軸は輝度値、縦軸は頻度であり、その輝度の分布が確認できます。指定した箇所の輝度値や、ピーク値、指定した閾値においての比率などを求めることもできます。

ヒストグラム

解析機能 – グラフ化

画像上の一部もしくは全体において、横軸に磁場、縦軸に輝度の平均値をとってグラフを表示します。これにより、指定した領域がどの様に磁化をしたかを示す磁化履歴曲線を表示する事ができます。磁化履歴曲線上の指定した位置での磁区像を表示することもできますので、磁区像と磁化状態を比較しながらの評価が可能です。表示した曲線はテキストファイルとして保存できますので、表計算ソフトなどを利用して再生、編集が可能です。

グラフ化

解析機能 – 面積測定

画像上の指定した点における輝度値と同等の輝度値の面積を求めます。下の画像では青い領域が指定した点と隣接していて、なおかつ同等の輝度値の領域を示します。黄色い領域は指定した点とは直接隣接していないが、同等の輝度値の領域を示しています。ここでの青い領域および黄色い領域は面積として自動的に計算されて表示されます。同等と見なす閾値は任意に設定が可能です。

面積測定

解析機能 – 測長

画面上の寸法を測定します。磁区の大きさ、パターンの大きさなどを測定することに使用出来ます。

測長

多彩な出力形式

このソフトウェアで観測されたデータは静止画としてはBitmap、PNG、JPEG、TIFFの画像フォーマット、動画としてはAVI形式による動画フォーマットで保存ができます。さらにフリーウェアであるVLC media playerをインストールして頂ければ、MP4形式での保存も可能となり、タブレットなどで直接再生が可能となります。本サイトで使用している観察結果の動画は全て本ソフトウェアで出力されたファイルです。

お気軽にお問い合わせください。 営業部:03-6379-5539
大阪支店:06-6271-5123
受付時間 9:00~17:30(土・日・祝日除く)

メールでお問い合わせはこちら
© NEOARK Corporation All Rights Reserved.