安定化レーザ stabilized laser

安定化レーザ

モードバランス型周波数
安定化He-Neレーザ


1960年にレーザが発明されて以来、様々な種類のレーザ光源が誕生しています。 He-Neレーザは半導体レーザなど汎用的に使用されるレーザ光源と比較し、シンプル・低コストでありながら良好なビームで発振し、優れた可干渉性を持ちます。これらの特長は、周波数・出力の安定性とともに「周波数安定化 He-Neレーザ」にも生かされています。He-Neレーザの最大の特長であるスペクトル線幅は 100㎐以下と言われており、一般的な半導体レーザの MHzオーダに対し、その狭さは際立っています。

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概要/仕様

縦モードの出力バランスにより
周波数を安定化させたHe-Neレーザ

発振波長 632.991nm(真空中にて)
周波数の
安定度
≦4×10-9
定格出力 1.2mW

特長/用途

測長器や干渉計の光源

優れた可干渉性。干渉計構築に最適

長時間にわたる周波数の安定性の維持が可能

長寿命化の為大幅にレーザ共振器構造を刷新

製造・調整・検査等、一貫して日本国内工場で実施

軸ゼーマン型周波数安定化He-Neレーザ

概要/仕様

磁場を光軸と同方向に印加する事で発生するゼーマンスプリット周波数を安定化に用いたレーザです。

波長 632.991nm(真空中にて)
周波数安定度 ≦4×10-9
偏光 直交2周波
リファレンス周波数
(ビート周波数)
≧1MHz
定格出力 200μW

特長/用途

測長器や光ヘテロダイン干渉用光源

よう素安定化He-Neレーザ

概要/仕様

よう素分子の飽和吸収線に
周波数を安定化させたHe-Neレーザ

発振波長 632.9918nm
周波数の
不確かさ
2.5×10-11
(CIPM勧告に準拠)
出力 50±25μW

特長/用途

長さトレーサビリティの特定第二標準器として利用可能

波長安定化レーザの周波数校正

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オフセットロックHe-Neレーザ

概要/仕様

よう素安定化He-Neレーザ、光周波数コムなどを
マスタとして周波数を安定化させたHe-Neレーザ

発振波長 632.8nm
周波数の
安定度
マスタレーザの安定度に准ずる
定格出力 0.7mW

特長/用途

マスタレーザ発振周波数の変調成分をキャンセル(無変調化)

ブロックゲージの校正および測長器や干渉計の光源

出力安定化He-Neレーザ

概要/仕様

出力安定化機能搭載のHe-Neレーザ

発振波長 632.8nm
定格出力 1mW、3mW
出力安定度 ±0.5%/h

特長/用途

光学素子等の精密測定用光源

アセチレン安定化半導体レーザ

概要/仕様

アセチレン分子の飽和吸収線に
周波数を安定化させた半導体レーザ

発振波長 1542.3837nm
周波数の
安定度
1×10-11
(ゲートタイム1秒)
出力 1mW

特長/用途

光通信帯の特定第二標準器として利用可能

波長計や光スペクトルアナライザの波長(周波数)校正

周波数安定化レーザ用ガスセル

概要/仕様

飽和吸収分光が可能な周波数安定化レーザ用のガスセル

封入物質 よう素、アセチレン
材質 合成石英、パイレックスなど

特長/用途

周波数安定化レーザ用ガスセル

レーザ分光用の基準